賠償補償の名称について

賠償補償には「対人」「対物」「初期対応費用」など、聞き慣れない専門用語が数多く登場します。名称の意味を正しく理解しておくことは、万が一の事故やトラブルに備えるために非常に重要です。用語を解説することで、補償の対象や範囲が一目でわかり、自分の活動にどのように役立つのかを具体的にイメージできるようになります。

Q1. 「対人賠償責任補償(対人補償)」とは何ですか?

施術中にお客様をケガさせたり、万一死亡させてしまった場合に発生する賠償責任を補償するものです。最高1億円まで補償され、治療費・休業損害・慰謝料・後遺障害・死亡による損害などが対象となります。

Q2. 「対物賠償責任補償(対物補償)」とは何ですか?

他人の財物を壊してしまった場合の賠償責任を補償するものです。

  • 会員が誤ってお客様の衣服や持ち物を汚損・破損させた。
  • お客様が来店中に、店内の什器や設備が倒れて、持っていたスマートフォンやバッグが壊れてしまった。
  • ただし施術者、店舗内の什器や設備については修理補償の対象外となります。
  • ご自身の所有物や借用物は補償対象外です。従業員が所有する物品の損害も補償されません。

※自己所有物の補償をご希望の場合は、有料保険での対応が可能です。詳細は下記よりご相談ください。

Q3. 「初期対応費用」とは何を指しますか?

事故が発生した際に、二次被害やトラブル拡大を防ぐための費用です。

  • 被害者へのお見舞い品や見舞金
  • 現場での清掃・撤去・代替措置
  • 誠意を示すための初期交渉費用

例)お客様が転倒した際、入院が不明でもタクシー代やお見舞金を渡す対応などが含まれます。

Q4. 訴訟になった場合の費用も補償されますか?

はい、弁護士費用や裁判費用などが補償されます。

  • 弁護士の報酬・相談費用
  • 裁判所への印紙代、証人の日当や旅費
  • 和解・調停に関する費用
  • 事故調査や専門家(鑑定人など)への依頼費用

※ ただし、保険会社の同意がない支出や勝手に弁護士を選任した場合は対象外となることがあります。

Q5. 「人格権損害担保」とは何ですか?

他人の名誉・プライバシー・肖像権・氏名権などを侵害してしまった場合の賠償を補償するものです。

  • 名誉権(名誉を侵害されない権利)
  • プライバシー権(私生活をみだりに公開されない権利)
  • 肖像権(無断で写真や映像を使用されない権利)
  • 氏名権(名前を勝手に利用されない権利)

例)広告で他人の写真を無断使用、誤情報で社会的評価を下げてしまった場合など。
精神的損害(慰謝料など)が対象となります。

Q6. 「免責金額」とは何ですか?

免責金額とは、事故が起きた際に補償を開始する前に、契約者が自己負担しなければならない金額のことです。いわゆる「自己負担額」を意味します。

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