ネイルサロン開業に必要な許認可まとめ|美容所登録は必須?資格は必要?徹底解説

ネイルサロンを開業する際、多くの方が「保健所の許可は必要?」「美容所登録は必須?」といった疑問を持たれます。実は、飲食店と異なりネイルサロンに食品衛生法の許可は必要ありません。しかし、美容師が施術を行う場合や、一定の施術内容に該当する場合は「美容所登録」が義務付けられているなど、知っておくべき法的なポイントがあります。本記事では、ネイルサロンを安全に、そして正しく開業するために必要な届出や資格の基本を、初めての方にもわかりやすく解説します。

1. 保健所の営業許可

  • 飲食店や食品加工・販売のように「食品衛生法」に基づく許可は不要
  • 衛生上の届け出は必要ありません

2. 美容所登録

  • 美容師が施術を行うネイルサロンは「美容所」に分類される
  • 美容師法に基づき、都道府県の美容所登録が必要
  • 登録はサロンの住所・設備・施術内容などを提出して行う
  • 無登録で営業すると営業停止・罰則の対象

3. 施術者の資格

  • ネイル施術者は、美容師資格を持つ場合は登録義務あり、美容師資格がない場合でも、爪や皮膚に深く関与しない施術(表面ケアやジェル塗布のみ)は資格なしで行える場合があります。ただし「医療行為に該当する施術」は不可(皮膚の切開や病変の治療など)

まとめ

  • 保健所の食品衛生許可は不要
  • 美容所登録は必須(自治体により名称・手続きが異なる場合あり)
  • 開業時には美容師資格の確認・美容所登録申請を行う

編集後記

ネイルサロン開業には、設備や集客だけでなく、法律面での正しい理解が欠かせません。特に美容所登録は、地域によって呼び方や必要書類が微妙に異なることもありますので、開業予定の自治体へ早めに相談することをおすすめします。法律を守ることは、お客様の安心につながり、サロンの信用そのものです。安全で信頼されるネイルサロンづくりを、ぜひ一歩ずつ進めていきましょう。